誰かと何かを議論してもなかなか結果が出なかったり、検討漏れや確認漏れが発生してしまうことはありませんか?
それは言葉だけで議論しているからかもしれません。
そんなときは議論している内容をその場で文字化(可視化)しながら議論するのが有効です。
ToBuToRiはWeb会議で議論することが多いのですが、その場合は叩き資料を用意して、その場で議論の内容を反映させながら議論をします。
なぜ言葉だけで議論すると良い結果に結びつかないかを含めて考えていきましょう。
話したことは忘れ去られていく
日常生活を送る上で、やっている作業を行う上で必要な情報は、ワーキングメモリと呼ばれる短期記憶で記憶されています。
それは誰かと会話する時も同じで、話の内容や考えていることはワーキングメモリで蓄えられることになります。
そのワーキングメモリは人によりその大きさが異なりますが、当然限界があり、古かったり不要な情報から忘れ去られていきます。
それは会話の時にも起こり、会話しているうちに何を話しているかわからなくなると言う経験をしたこともあるでしょう。
当然、議論の時も同じで、言葉だけで議論していると話したことを大なり小なり忘れていきます。
そうすると、網羅的に議論をするのを忘れたり、議論した細かなことを忘れたりするのです。
なので、よく会議では議事録を取る習慣などがありますね。
その場で可視化する
前述の通り、打ち合わせで話している内容は、議論の過程で大なり小なり忘れ去られてしまいます。
そこで効果的なのが、すぐに書き留めて共有するという行為です。
リアルな会議の場ならホワイトボードや会議前方で投影している画面上でメモを取っていくのがいいでしょう。
Web会議であれば、画面を共有してファシリテーションする人が同時に資料に書き込みながら話をするといいでしょう。
そうやって、すぐに書き留める共有することで、話したことを忘れずに話している途中にも振り返ることができるのです。
キーボードのタイピングが苦手な方は、全部を書き起こそうとせずに、キーワードや要点をメモするだけでも良いでしょう。
まとめ
誰かと議論をする際にはその議論の内容をその場で文字化して共有することが有効的です。
それは議論の会話の内容が短期記憶であるワーキングメモリで処理されることにより、議論中にも忘れ去られてしまうことにあります。
ToBuToRiも議論の際は、叩きの資料を事前に用意して、それを共有しながら議論の内容を書き込むということをしています。
あなたも議論の内容を即時可視化して、有意義な議論の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
では、また。