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ToBuToRi
統計検定受験記

【統計準1】学習まとめ9

学習まとめ9

この記事は、ToBuToRiが統計検定準1級受験まで学習した軌跡を残す記事になります。

のちに統計検定準1級を受験しようかと考えている人が見たときに、学習計画や学習内容の参考になることを目指します。

ToBuToRiの理解を深める意味も込めて、学習内容を定期的にまとめて記事にしたいと思っています。

※記事中の数式は、LaTeXで書いています。

今週学んだのは、

  • 確率変数の期待値と分散

です。

それでは、行ってみましょう。

確率変数の期待値

確率変数は色々な値を取り、それらの平均(確率の重み付き平均)が期待値となります。

離散型の期待値を

$$ E(\phi(X)) = \sum_{x} \phi(x) f(x) $$

連続型の期待値を

$$ E(\phi(X)) = \int_{-\infty}^{\infty}\phi(x)f(x)dx $$

と定義します。

期待値の性質には、

  • \( E(c) = c \)
  • \( E(X+c) = E(X) +c \)
  • \( E(cX) = cE(X) \)
  • \(E(X+Y) = E(X) + E(Y) \)

があります。

分散と標準偏差

分散とはその確率分布のばらつきを表すものです。

離散型の分散は、

$$ V(X) = \sum_{x}(x-\mu)^{2} f(x) $$

連続型の分散は、

$$ V(X) = \int_{-\infty}^{\infty}(x – \mu)^{2}f(x)dx $$

と定義します。

分散の計算は、

$$ V(X) = E(X^2)-(E(X))^2 $$

の等式を用いると簡単です。

分散の性質には、

  • \( V(c) = 0 \)
  • \( V(X+c) = V(X) \)
  • \( V(cX) = c^{2}V(X) \)

があります。

また、分散は計算で二乗しており次元が変わるので、分散の平方根を取ったものを標準偏差\(\rho\)と言います。

標準化

標準化は確率変数を期待値0、分散1に調整することです。

標準化された確率変数を標準化変数と呼び、

$$ Z = \{X-E(X)\}/\sqrt{V(X)} $$

と定義します。

まとめ

今回は学んだのは、

  • 確率変数の期待値と分散

です。

【学習を開始して60日目】

では、また。