会社の歯車として働く日々、
いつか世のためなる商いを。
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仕事

人を巻き込む術

人を巻き込む術

仕事は一人ではできないことが多いと思います。

会社に所属して、組織としてのミッションが明確であれば、みんなが同じ方向を向き、協力し合えると思います。

一方で、ミッションが明確でなかったり、新しいことを始めようとした時にはどうでしょう?

あなたは他の人の協力を得ることができますか?

今回は、そんな人を巻き込み協力を得る方法をご紹介します。

論理に訴えるのではない、心を動かせ

あなたが人を助ける時はどんな時ですか?

頭で考えて損得を計算して良しと思える時でしょうか?

それとも、その人の何かに共感し心動かされた時でしょうか?

両方のケースがあると思います。

前者はビジネスのようなもので、物理的な報酬がなくなった瞬間にその助けは無くなってしまいます。

一方で後者は、心が動くことにより、物理的な報酬がなくとも助けと言うものが成立するのです。

人を巻き込み協力を得るのがうまい人は、後者の状況になるように人と関わるようにするのです

パブリック・ナラティブ

心を動かすことにより、人を巻き込み協力を得るにはテクニックがあります。

その一つが、「パブリック・ナラティブ」です。

パブリック・ナラティブとは、コミュニティ・オーガナイジングと呼ばれる市民の力で自分たちの社会を変えていく方法、考え方の中に出てくる一つの要素です。

オバマ前アメリカ大統領が演説に取り入れていた手法として有名です。

ナラティブとは、ストーリーにも似た言葉で、語り手自身が紡ぐ物語のことで、パブリック・ナラティブとは、公に自らの物語を紡ぐと言うことです。

自分が心動き行動に至った物語Story of SELF)を語り共感を呼び、聴衆との共通の価値観や経験となる物語Story of US)を語り一体感を醸成し、今やる必要性Story of NOW)を語り行動に移る仲間を増やします。

このように3つの物語を語ることにより、相手の心を動かし、人を巻き込み協力を得ていくのです

まとめ

今回は、人を巻き込み協力を得るテクニックとして、パブリック・ナラティブと言う手法をご紹介しました。

パブリック・ナラティブは、

  1. Story of SELFを語り共感を呼び
  2. Story of USを語り一体感を醸成し
  3. Story of NOWを語り仲間を増やす

人を巻き込むテクニックです。

皆様も仕事で人の協力を得たい時に実践してみてはいかがでしょうか。

では、また。