自分のことを知ると言うのは思いの外難しいことです。
ただ漫然と日々を過ごしているだけでは自分の価値観や観念というものをしっかりと理解することはまずないでしょう。一人で自分を省みたとしても自分のことを知るのは難しいものです。
今日は、そんな知るのが難しい自分のことを知る近道を紹介したいと思います。
他人は自分を映す鏡
組織での集団生活や結婚生活。
自分以外の人と関わる中で自分との違いや同じところ、またそれに対して感じる愛好と嫌悪。
そう言ったものが見えるのは、まさに自分の価値観や観念に基づき、他の人を見ているからです。
自分を知るための近道は、他人と関わること、特に会話することにあると言えるのです。
いくら自分のことだからと言って、家の中で悶々と考えていても、自分のことを知るには限界があります。
先輩社員から教わった本質
ToBuToRiが普段定期的に会話するのは、家族、職場のチームメンバー、職場の元上司です。
どの人とも普通に会話するのですが、自分の価値観や観念を知ると言った観点からは、圧倒的な違いが存在します。
家族との会話
一番色々な話をするのは家族でしょう。日々の生活から、簡単な仕事の話まで様々。
特に妻との会話の中では自分の価値観に気づくことが多くあります。
しかし、その気づきの深さや頻度は他に勝るものがあります。
職場のチームメンバーとの会話
職場で話すことは、当然仕事の話です。
その他にもちょっとしたプライベートの話をすることもありますが、ほとんどの会話が仕事に関することです。
仕事上の会話は、何か目的のことを共有したり、解決したりと、その人そのものに関する会話をすることはありません。
そうなると、その会話の中から他の人との違いを感じ取る機会は少なくなります。(考えの違いから価値観の違いを感じることはあるかも知れませんが。)
職場の元上司との会話
普段定期的に会話する人物の中に、職場の元上司がいることに疑問を持つ方もいるでしょうが、ToBuToRiもなかなか稀な出会いだと思っています。(過去に上司は何度か変わりましたが、こう言った関係になったのは一人だけです。)
元々上司だった時から、馬が合い、忙しい中でも定時後などに頻繁に仕事について色々と話していました。
その延長線上と言うこともあり、組織が変わってからも、近況報告の雑談や仕事の相談などを頻繁にしています。
そんな元上司との会話の中で一つ特殊なものがあります。
それは、YouTubeの動画を見ながら、思ったことなどを会話することです。
動画は雑多ではありますが、ビジネスに関することなどを討論したりするものが中心です。
ToBuToRiはそう言った会話の中で多くの価値観を深く気づくことができたのです。
なぜ気づきが深くなるのか
動画を見ながらの会話は、単純な会話と違ってその動画のテーマに沿って自分の意見を言うことになります。
まず自分の意見を言うことで、普段自分がぼんやり思っていることが言語化され、整理されます。
そして次に他人と話すことによって、その考え方の違いに気づくのです。
さらに、その会話を深くすることにより、価値観や観念がより浮き彫りになってくるのです。
この元上司との会話をする機会は、元上司から提案されたものでした。
明示的に聞いたことはないのですが、ToBuToRiが悩んでいる姿を見て、意図してそう言った機会を提供してくれたのかも知れません。
まとめ
己を知ること。改めて考えると難しいものです。
自分で省みても自分の価値観や観念はなかなか見えてきません。
そんな難しい己を知る方法として、他人と会話することに加えて、何かテーマを設けてそれに対する意見を出し合うことをおすすめします。
他人と自分との違いから価値観や観念といった自分を知ることが出来ます。さらにテーマに対して意見を出すことで、自分の考えを整理し、他人との違いを深く知ることができます。
これからの社会人生活、ToBuToRiも自分の価値観や観念を大事に生きていきたいと思います。今回の記事が皆様の気づきのきっかけになれば喜ばしいです。
では、また。